Friday, November 30, 2012

記者クラブの下品な老害記者vs暴走老人

名前は討論会だが、実際、何の討論もされなかった。第一部では、時間がないということで、党首が別の党首に質問するだけで、その後の議論は全くなかった。記者クラブの「討論」とは、単なる言葉遊びにすぎず、前もって与えられた質問に答えるだけだった。まだ、その場で議論できた一昨日のニコ動の党首討論のほうがましだった。

第二部の記者クラブの企画委員4人による代表質問は、特にひどいものだった。質問したのは、実哲也(日本経済新聞)、倉重篤郎(毎日新聞)、橋本五郎(読売新聞)、星浩(朝日新聞)という原発推進派で右翼系の記者クラブの老害記者たちだ。彼らによる古い体質の偏見に満ちた質問にはへどが出た。

第二部の党首討論後の記者会見で、読売の橋本五郎記者が「日本未来の党」の嘉田代表に「小沢問題をどういう消化の仕方をしているのか」などという馬鹿げた質問をされたときも、「私は、国民が求める政治を実現するために、小沢さんの力を使わせていただきたいと思っています。小沢さんを使いこなせずに、官僚を使いこなすことはできません。(キリッ)」とかわした。

しかし、嘉田代表には、「小沢問題とはなんですか。」と聞き返して欲しかった。2度も無罪になった小沢氏に向かっていまだに何か裏があると偏見の目で見るのはやめて欲しい。さらに、嘉田代表が「なぜみなさん、小沢さんをそう怖がるのか」とつぶやくと、嘲笑とともに記者クラブの馬鹿記者たちが言った言葉には、耳を疑った。

「怖がってません、嫌がってるんです」

これこそ、稚拙な偏見以外の何物でもなかろう。小沢氏が所属する政権が与党になったら、記者クラブは消滅するかもしれないので、彼らは小沢氏を感情的に嫌っているのだ。だから、いつも小沢氏に不利な記事を報道し、国民もその記事に洗脳されてしまうのだ。

そんな小沢氏を嫌う原発推進記者クラブ老害が、同じく小沢氏を嫌う石原に向かって、「橋下さんは原発をフェイド・アウトさせると言っているが・・・・」と言っても、石原はフェイドアウトの意味がわからず、聞き返す。原発を「消す、なくす」ということですと言われて、マニフェストは書き換えたと答えるが、記者にまだ書き換えてないので、早く書き換えるようにとえらそうに指示された。

次は、尖閣諸島の問題について質問されたが、その老害記者のあまりにも横柄な態度に暴走老人も怒り奮闘で、しまいには言い争いを始めた。はっきり言って、石原に今の日本の政治に関わる資質はない。この動画を見ても完全にボケているのがわかる。何を言っているのかさっぱりわからないし、質問にも全く答えられていない。誰か早くこの裸の王様に「裸」であることを伝えてあげたほうがいい。いやはや、日本のメディアと政界はこのような老害たちによっていまだに支配され続けているとは、日本がいつまでたっても変わらないわけだ。


2012.11.30 日本記者クラブ主催 「党首討論会」 第一部




jnpc さんが 2012/11/30 に公開

Debate and Press conference with 11 leaders of Political Parties
衆議院選挙の公示を前に、11党党首が一堂に集まった党首討論会を開催した。
出席者は▽民主党・野田佳彦代表▽自民党・安倍晋三総裁▽日本未来の党・嘉田由紀子代表▽公明党・山口那津男代表▽日本維新の会・石原慎太郎代表▽共産党・志位和夫委員長­▽みんなの党・渡辺喜美代表▽社民党・福島瑞穂党首▽新党大地・鈴木宗男代表▽国民新党・自見庄三郎代表▽新党改革・舛添要一代表の11人。
討論会は2部構成。
■第1部は、基本的主張と「候補者同士の討論」を行った。(約60分)
■第2部は、日本記者クラブ企画委員4人による代表質問。(約85分)
日本記者クラブが主催する党首討論会は1990年から国政選挙のたびに行われている。2010年の参院選に続き、2012年衆院選は12回目の討論会。
総合司会 川戸惠子(TBSテレビ)、第一部司会 神志名泰裕(NHK)
代表質問 実哲也(日本経済新聞)、倉重篤郎(毎日新聞)、橋本五郎(読売新聞)、星浩(朝日新聞)
いずれも日本記者クラブ企画委員

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