Saturday, November 10, 2012

小沢控訴審裁判無罪判決と告発された6名の検事たちの行方

今日は、小沢控訴審裁判で、無罪判決がでるとされている日だ。小沢氏が無罪になる可能性は大きいと言われているが、その事実を国民の目からそらすためか、野田が今日になって年内の解散を検討していることをNHKが報じた。


首相 年内解散の方向で検討へ


今年の4月26日に書いたエントリー「速報:小沢元民主党代表に無罪判決」でも引用したマスコミの小沢判決の報道がいかに間違っていたかをわかりやすく説明する郷原信郎氏をゲストにむかえたヴィデオ・ニュース・ドット・コムの動画。



まちがいだらけの小沢判決報道

videonewscom さんが 2012/05/06 に公開
http://www.videonews.com/
    ニュース・コメンタリー (2012年05月05日)
まちがいだらけの小沢判決報道
ゲスト:郷原信郎氏(弁護士・関西大学特任教授)
先週のNコメで小沢一郎民主党元代表を被告とする陸山会事件の判決を取り上げた。その中で、判決は小沢氏が秘書から政治資金収支報告書に虚偽を記載する旨の報告を受け、了­承していたが、それが違法であるとの認識はなかったと認定した結果、小沢氏を無罪としたとの理解の上に立ち、これを論評した。
主要なマスメディアもこぞって、その文脈で判決を報道していたように見える。
しかし、弁護士で元特捜検事の郷原信郎氏は、それは単純な間違いだと指摘する。判決文をよく読むと、小沢氏が違法性を認識していなかったのではなく、小沢氏はそもそも秘書­が虚偽の報告をするとは認識していなかった可能性が大きく、そのことが無罪判決の根拠となっていると郷原氏は説明する・・・・。
先週のNコメで小沢一郎民主党元代表を被告とする陸山会事件の判決を取り上げた。その中で、判決は小沢氏が秘書から政治資金収支報告書に虚偽を記載する旨の報告を受け、了­承していたが、それが違法であるとの認識はなかったと認定した結果、小沢氏を無罪としたとの理解の上に立ち、これを論評した。
主要なマスメディアもこぞって、その文脈で判決を報道していたように見える。
しかし、弁護士で元特捜検事の郷原信郎氏は、それは単純な間違いだと指摘する。判決文をよく読むと、小沢氏が違法性を認識していなかったのではなく、小沢氏はそもそも秘書­が虚偽の報告をするとは認識していなかった可能性が大きく、そのことが無罪判決の根拠となっていると郷原氏は説明する・・・・。
1度、検察で不起訴となったものが、検察審査会で強制起訴となったのは、検察内で一部がクーデターを起こしたようなものだった。

その一部の検事ら6名の処罰を求め、最高検察庁に告発状を提出した「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」八木啓代さんの下記の動画は必見だ。八木さんは、とてもはっきりとした賢そうな方だったので、弁護士かなと思ったのだが、作家でヴォーカリストだったんだね。

クーデターを起こしたのは、下記の6人の検事とその上司ら。

佐久間特捜部長、木村主任検事、大鶴元次席検事、斉藤特捜副部長、吉田特捜副部長、
元東京地検特捜部田代検事


RamadaVikara2nd さんが 2012/05/11 に公開

    2012年4月25日(水)日本弁護士会館
「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が、元東京地検特捜部田代検事と、上司6名に対する刑事上の処罰を求め、最高検察庁に告発状を提出。罪名はそれぞれ「偽計業­務妨害罪」、「偽証罪」、「犯人隠避罪」。
同会は田代検事に対し、虚偽有印公文書作成罪及び行使、さらに被疑者不詳で、偽計業務妨害で検事を告発していた。その後の捜査進展が不明であることや、田代報告書に関与し­、同様の虚偽報告書が他にもある疑いについて何らかの責任があると推定される上司ら5名に質問状を提出したものの、依然として回答はなく、これらの疑念は拭えないことから­、今回の告発状の提出に至った。
小沢一郎民主党元代表に対する政治資金規制法違反被疑事件の再捜査の結果、不起訴に至った記録を検審事務局に送付する際の「事実に反する虚偽の捜査報告書の提出」は、検審­に重大な誤解を与える「偽計業務妨害罪」にあたるとし、以下、5名の告発状を提出。
《佐久間特捜部長・木村主任検事(当時)》田代検事は上司の命令に従い捜査を行う一検事に過ぎず、虚偽報告書を作成する個人的動機も認められない。また、前田恒彦元検事は­「陸山会事件に厭戦ムードであった現場とは違い、佐久間・木村等一部だけが小沢立件に積極的であった」との旨を証言。裁判所も「田代検事の取り調べは、個人的なものではな­く、組織的なものであったとも疑われる」と述べている。
《大鶴元次席検事(当時)》検察庁の在り方から、次席検事が一連の動向を把握していなかったとは考え難く、前田元検事の証言でも、積極的に小沢氏に繋げたがっていた幹部の­一人として名が挙げられており、事実上捜査指揮を執っていた人物と週刊朝日は報じている。
《斉藤特捜副部長》佐久間宛に作成され、検審にも提出された小沢氏の共犯性に関する再捜査の斎藤報告書。これは不起訴処分を示す報告書であるにも関わらず、共犯を肯定する­供述部にのみアンダーラインを引き、読み手の目に付くよう、不自然に強調。検審の判断を誘導する目的があった疑い。また、斉藤は検審に出席し、不起訴とした検察の立場から­意見を述べ、起訴に至らなかった経緯等を説明したはずが、実際に検審の出した起訴議決書は、前述の不自然な斉藤報告書の中身と酷似している点が多数有り、検審の判断を不当­に誘導する大きな役割を果たしたと推察。
《吉田特捜副部長(当時)》特捜部副部長であったことから、全く無関係であったとは考え難く、石川知裕氏は、自身に対し吉田が「小沢はここで不起訴になったとしても、検察­審査会で裁かれる可能性が高い」と述べたと証言。検審による起訴議決を念頭に置いているとみられ、虚偽の報告書提出に関与していた疑いがあるとする。
◆「健全な法治国家のために声をあげる会」
http://shiminnokai.net/
◆八木啓代のひとりごと
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-635.html
◆陸山会事件東京地裁判決要旨
テレビ大菩薩峠 http://bit.ly/K1HLOS
◆転載元
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/13051
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政治と金の話はまた別ですが、このように国家、司法崩壊につながり兼ねない話は財官お抱え大手報道記者クラブ等の欺罔行為に振り回されぬ為に若い方も目を凝らし多元的な感­覚で考察し判断してください。

残念ながら、最高検察庁は、この6人の刑事らを不起訴とした。これを不服として「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」八木啓代さんらは、検察審査会に不服申し立てをする。



20120823 八木啓代 市民の会による【検察審査会への申し立て】後の記者会見

    hfc02677 さんが 2012/08/24 に公開
『健全な法治国家のために声をあげる市民の会』による【検察審査会への不服申し立て】後の記者会見とぶら下がり」
本当に日本って滅茶苦茶な国になってしまいました。
世の中、竹島とか尖閣とか、マスゴミが騒いでますけど、こんな国を世界がまともに相手にするでしょうか?
法務大臣を更迭してまで検察を守ろうとしたのは野田佳彦ですよね。
野田佳彦はどこまで無法を通すつもりでしょう? 早く政界から追放しないと....
それにしても、今まで加担してきたマスコミはどうするんでしょうか?

検察が小沢氏を起訴したのは、大物政治家を葬ることによって、出世欲を満たすためだった。それは、検察だけではなく、官僚もマスコミも反小沢派の政治家たちも私利私欲のために小沢氏を裁判で縛りつけて身動きできないように加担してきた。 国民の利益のために働こうとする政治家によって、自分たちの利益が奪われるとなると、団結してその政治家の政治生命さえ奪おうとするのが、官僚、メディア、政治家、原子力村、経団連からなる日本の国家権力であることを忘れてはならない。

不起訴となった佐久間特捜部長、木村主任検事、大鶴元次席検事、斉藤特捜副部長、吉田特捜副部長、元東京地検特捜部田代検事のその後の行方は・・・・。

佐久間達哉特捜部長:戒告の懲戒のみ
木村匡良主任検事:戒告の懲戒のみ
小沢氏の立件に最も積極的だった大鶴基成元次席検事:2011年8月1日付けで早期退職=>その後天下ったか?
斉藤隆博特捜副部長:訓告のみ
吉田正喜特捜副部長:不明
元東京地検特捜部田代検事: 減給6カ月の懲戒処分とし、同検事は辞職=>その後天下ったか?

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